ガテン系の仕事、というのは、先にガテン系とはで説明したように、1種類の職種を指したものでなく、ほぼ肉体労働がメインの仕事であれば、なんでも「ガテン系」と総称できるため職種・現場は多岐に渡り、ここでは、主に、特殊資格を持っていなくても仕事をすることができ、派遣会社からの派遣労働者も就ける仕事に関して主に解説します。

それこそ、現場情報自体は星の数ほどありますが、上記のように、資格無しで作業可で、日雇い派遣等でも作業なものはある程度限られるため、以下の数ジャンルに絞り、ジャンルごとに仕事例を紹介していきます。

そのものズバリ、一般のおうちなどの引っ越し現場のことです。

そのまま言葉通り、引越し、個人宅を対象としての引越し作業です。
小規模な家庭でしたら、まず家に到着、梱包済みの荷物や家具をひたすら運び出してトラックに積み、引っ越し先に運び、各部屋に配置していきます。
大きなマンションじゃない場合、廊下が狭くて台車が使えない場合や、団地などでエレベーターが無い場合などもあり、その場合、洗濯機や冷蔵庫の運搬は地獄です。

通称事務転。事務所移転の略で、お引越しの事務所版と思ってよいです。

たいていはオフィスビルから搬出、別のオフィスビルに搬入で、ある程度以上の規模のところでしたら、たいてい数名で分業で、ひたすらフロア内で台車に積んだり、台車から降ろしたりする人、
ひたすらエレベーター内で積み下ろしを担当する人、トラックに積み下ろしする人、などで担当が分かれます。
現場によって、フロア内でレイアウトまできっちり依頼される場合もあれば、部屋と机の数などの指定だけある場合なども。

芸能人のイベントや、スポーツの試合とかの会場作りや、その解体、撤収の現場。

イベント会場、コンサート会場などの機材・資材の搬入やその場での設営、さらには終わった後の撤収などのお仕事です。
たいていは、大量の機材などを積んだトラックが会場に来て、まずは会場への運び込み、
そしてそのまま会場設営をします。
期間の長いコンサートなどの場合、この準備だけの仕事と、
別途期間が終わってからの解体、搬出の仕事とになります。

一夜限りのライブイベントなどの場合、搬入・設営、その後数時間待機となり、
解体・搬出、までがセットの仕事になる場合もあります。

かなり短い時間での重い物を大量に運ぶ作業となり、かなりの重労働です。
機材の組み立てや設置は専門の人がやるので、派遣で行った人は、ほぼひたすら物を運ぶことになります。

お店の店内改装等で、棚のつけかえや、品物の入れ替え等の作業（外装等はたいてい別の専門業者）。
派遣の場合、工具を使った取付作業などは対象外のことが多いので、重い什器の搬入作業や、その梱包を解く、開梱作業を頼まれることが多いです。
お店の営業時間外にやるのが基本なので、新規出店の場合はともかく、既存店の改装ならば、ほぼ夜勤になります。

上記店舗改装に含まれる場合もありますが、お店に大量の棚等を入れる、イベントブースを解体する等で、トラックを使い什器等を出し入れするような仕事です。
物資運搬が多いです。
内装工事後のビルで、一日中ゴミをビル内でまとめて、表のトラックに運ぶ、なんて現場の場合もあります。

工場により作業は異なるが、工場内で１日中荷物検査や、配送振り分け等をする作業。
主に、指示された工場に朝集合し、先方の指揮系統に入り、その日の作業を振られ、ほぼ1日それをこなす場合が多いです。

工場の業種により作業も様々ですが、
例えば、
物流倉庫でしたら、まず大量にトラックやコンテナで運ばれてきた大量の梱包された荷物を、手作業、ないし、ハンドフォークなどを用いて工場内の区画に振り分け運んでいく。
通販の工場でしたら、工場内で振り分けられた出荷用荷物をひたすら箱詰めや、梱包をする。
シンプルなものでは、製造工場のラインについて、エラー、異常が起きた時だけ社員に報告する、単純な監視業務、などもあります。